株式会社アーヌエヌエ

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YELL~あなたへの応援歌~2023Track♪11 『アーヌエヌエはじめまして物語~起業の夢、企業の使命を忘れない②~』

YELL~あなたへの応援歌~2023Track♪11 『アーヌエヌエはじめまして物語~起業の夢、企業の使命を忘れない②~』

今年も残すところ、早いものであと2か月ですね。年初の立てた計画でここまでやり残したことないですか!?

私はコロナで我慢を強いられた?費用の問題で我慢した?海外旅行にこの年末出かけます。

悲願のハワイ、アーヌエヌエの国に4年ぶりに出かけてきます。

ずいぶんと高くつきましたが、まずは心身ともにリフレッシュしてきます。

みなさんも年末までに悲願成就目指してくださいね。

 

さて、前号では1本目の柱、起業の起点になった営業支援の話を綴りました。

今号では2本目の柱、営業以上に私の天職?なのか、トレーニング部門のこと研修の企画や運営そして講師の仕事について綴っていきたいと思います。

 

生命保険会社に勤務していた頃から研修、トレーニング、育成…ここには特別な思いを抱いて仕事をしてきました。

遡ること30年余り、生命保険業界の門をくぐった当時に違和感を覚えていたのは、会社に人を育てる風土をあまり感じなかったこと。外資系だし黎明期だし小さな会社だし即戦力採用だし仕方のないことなのだろうと思ってはいましたが(笑)それはそれは不満と言うより不安をたくさん抱えていました。

案の定?何も成果らしき成果を出すことなく毎日が過ぎていく中で、2拠点目で小さなブレイクスルーが起こりました。

代理店向けの研修会で講師をするようにと、当時の課長から指令を受けました。

前拠点で居場所を作った三井ビルの会社対抗のど自慢大会以来のマイクです(笑)

でもこれがある意味では自信を持つ機会になりました。

一生懸命話す内容を準備して、何度となく話す練習をし、そして本番を迎えました。

大した時間ではありませんでしたが、お褒めの言葉を頂くことで少し自信が出来ました。

今や私はアウトプットこそ学びを知識に変える方法とよく話しをしますが、まさに自分自身でそれを体感した時なのかもしれませんね。

その小さな自信が私の営業の型の原型を作ってくれたように思います。

 

東京を離れて仙台に赴任し、そして仙台から車で2時間の福島県の担当になりました。

研修を営業の型にいつの間にかしていた自分、いろんな代理店さんで話をする機会を頂きました。でもどこか心に思っていたことは『集合研修がしたい、大きな会場でたくさんの人に集まってもらって研修がしたい』いつの日かそんな夢を持ちました。

お陰様で福島県からたくさんの数字を挙げることができた時にその夢が叶いました。

福島県の郡山に新しい拠点を出していただくことになり、駅前の24階建てのランドマークにオフィスを構えることになりました。

嬉しいことに拠点長としてそのオフィスのレイアウトを決める権限を頂きました。

そこで私が注文したこと、「会議室を一番大きくしてください」

オフィスには開設当時は部下とたった2名でしたが、30名も入る会議室を作っていただきました。2001年の3月から2007年の12月までの7年余り過ごしたこの会議室、私と一緒に郡山を立ち上げた部下が先に郡山を巣立つことになり、最後の出社日にオフィスのカギを返す前に一言、「最後に会議室見ていいですか」と言って会議室に入り涙したこと、私も一緒に泣きました。それぐらいこの会議室には思いが詰まっていました。

 

会議室で泣ける?いったいどんな研修なんだって思いますよね!?

それこそ『事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起こってるんだ!!』の名ゼリフを逆に模して『事件は現場で起きてるんじゃない!会議室で起きてるんだ!!』と言っていたことを思い出します(笑)間違いなくここでの7年余りで私の営業の型=研修の型が確立されたと言っても過言ではありません。

 

営業会議は毎月3時間、え?長くない!?って思うかもしれませんが、会議の主役は私だけでなくメンバーのみんな、で、何を話してるのか?そうです!散々ここでも綴ってきたマスタープランの進捗だったり、その月に実施される研修会の打ち合わせだったり。

そうです!本当にたくさんの数、たくさんの代理店さん招いて研修をしてきました。

2月には毎年賀詞交歓会ならぬ『新春慶びの集い』代理店さんを招いて選手宣誓、私をはじめメンバー1人1人がその年のマスタープランを発表しました。懇親会ももちろん会議室でが恒例に。ヨークベニマルで買った総菜や寿司そしてビールや酎ハイで乾杯。最後にはその当時にあった代理店向けキャンペーン旅行のポスター、これに帰り際に赤いマジックで血判書を綴っていく代理店さんたち。毎年の社員全員のマスタープランとそのポスターの血判書が郡山の会議室のシンボルになりました。この会議室が起点で営業戦略を立てたと言っても過言ではないぐらいに郡山での数字を語る上ではこの会議室を切り離すことができません。

 

忘れられない研修と言えば、私が思い立って相談、「こんな研修どう?」最初は半信半疑だった当時の一人部下、いざやってみたらハマってその後郡山の真骨頂になった会計事務所の職員さん向けの研修【TASマスター(Tax Advisory Service Masterの略)】は会議室の風物詩にもなり、私の後継者も続けてくれて10年続けてくれたそうな。

何?TASマスターって?実は当時、会計事務所代理店が生産性の基盤だった我が拠点も、先生方に訪問を繰り返してもどんどん生産性が落ちていく、実は悩みの種でした。

そんな中で時を同じくして隣の拠点で郡山の母店でもあった仙台の後輩がとある事務所にアンケートを取りました。その回答こそがこの企画を生み出すきったけだったのです。

『先生の所ばかり行っていても案件など出てきませんよ、私たち職員が顧客を理解しているのですから』ふと、目が覚めました。閃光が頭を過りました。

『これだこれこれ、そう言えば福島で強い大同生命さん?TKCの社員も職員さんたちと昼ごはん食べて談笑してるもんな、俺らにはこれが足りない、そうだ!トップダウンアプローチも限界、これからはボトムアップアプローチだ!』当時、勉強していた投資理論を捩っての戦略、そして当時芽吹き始めたSMMSというINGがアメリカから持ち込んだセミナーモデルも模して誕生した風物詩。(何言ってるかわからんですよねm(__)m)毎年1回限定開催、募集は15名限定、会計事務所の職員さん限定、7月から9月まで毎月1回、朝10時から夕方17時までの長丁場、11月には卒業式、卒業単位は保険の募集。こんな長丁場、固定メンバーで来るの?大仕掛けで成功するのかしないのか、まずやってみようの2003年。

 

続けることって素晴らしい!毎年重ねることで相乗効果が多々生まれ、ある事務所では新人の教育の場に活用してもらい毎年動員、新規代理店見込み先をお呼びすれば、参加しているINGファンの皆さんに口説いていただき代理店登録が決まり、卒業単位が取得できなかった職員さんに競争心が芽生え、「保護預かりですから挙績してもらったら卒業証書持ってお持ちします」だからこそなのか、ある事務所では先生だけD生命ファン、職員さんみなINGファンなんて事象も起こりました(‘◇’)ゞ

またある日、当時の役員と事務所に表敬訪問した際にその事務所の会議室にはなんと私のお手製の大したことない卒業証書が税理士の資格証と並んで飾られていました。

それも一つの事務所でなく他の事務所でも、喜びで叫ばずにはいられない光景。

そればかりでなく運営するこちら側にも成長という副産物が生まれました。

段取り8割の準備に余念がなくなった、社員が話すことに怖気無くなった、新人がどの拠点よりも一番早く人前でデビューできた、などなど。私の育成への想いがどんどん形になっていきました。

 

そればかりでなく、【チャンピオンズリーグ】の存在も大きかった。

チャンピオンズリーグ?何それ?サッカー??って思いますよね。(また独りよがり話苦笑)

アイエヌジー(当時)が大好きで、数字もたくさんやってくれるたった4名の代理店さんを四半期に一度その会議室で行う営業会議にお招きしていました。

数字もチャンピオンならING大好きなのもチャンピオンの4つの代理店さんたち。

午前中に我々だけで会議、午後からは代理店さんも参加しての会議、そして特別な講師をお招きしての最先端な情報提供をこの4人にだけ特別。当然飲み会もついてます(笑)

いつの日からか、この4人の戦士は『俺たちがこいつらを支えている』『俺たちが頑張ってあげなければ』とそれはそれはたくさん数字も思いも支えていただきました~感謝~

一番成功者であり、一番の宣伝者であるこのチャンピオンの方々が社員と同じくして様々なイベントで話してになって頂いたのです。

そうなんです!この研修は研修の枠や概念を超えた強靭なコミュニティに成長したのです。

私が転勤するかもで企画した研修会、また今年も転勤しなかったで企画した研修会、満員御礼だったのは間違いなく参加者も一緒に創り上げたコミュニティである証です。

 

あとはお札の花道に、投虎会に、定期の達人に…。(挙げたらキリがない)

笑いと言うか呆れる声が聞こえてきそうですが、そもそも独りよがりのコラムなので何卒ご勘弁ください。と言いつつだいぶ長くなりましたのでこの辺でこの茶番は終わらせていただきます。

最後に一言言わせてください。

数々の研修が世の中には存在しますが、でも研修は研修のみにあらず、研修の場は学びと言う場を借りた舞台であり、参加者の方々に笑顔と満足感、やる気と自信を送るエンターテイメントだと思って一生懸命企画をしました。参加者と一緒に創り上げる作品なんです。

次回は研修やトレーニング、育成に欠かせない『薫陶生成』なる想いを綴ります。

~つづく~