YELL~あなたへの応援歌~2024Track♪6 『ビジネスモデル30年終期説って本当なの!?~旅行業界と保険業界に想い馳せる~』
先月のコラムは沖縄に向かう機内で認めてました。
その旅行記から今日はスタート。
GWの人手はコロナ禍前の水準以上だったようで、どこも人ヒト人で溢れかえる。
インバウンドも加わってそれはそれは大層賑やかなGWでしたね。
私の出かけた沖縄も食事はどこも長蛇の列、沖縄そばなんて行こうものには、2時間待ちもざらだったようです。
ここ最近、価格変動が当たり前になってきました。
人が動く時季はホテルの宿泊料など目が飛ぶぐらいの高さ。
沖縄も高級リゾートホテルは1泊30万円なんてのもあったぐらいです。
私は必ずGWでも谷間を狙って出かけるので、まだまだ安めだったり、お客様が少ない分サービスも行き届いていたり。サラリーマンはどうしても旗日のスケジュールが決まっていたりするので仕方ないでしょうけど、本当は企業努力で休みも分散化した方がと思えてなりません。
ちなみに沖縄はGWは梅雨入り前の影響なのか結構天気が優れません。
GW行くなら梅雨のない北海道のがおススメかな!?
でも普段の行いが良いのか、ゴルフ2ラウンドは全く雨降らずでむしろ晴天でした。
ゴルフ場も沖縄県民がラウンドする料金と内地の人間が旅行でラウンドする料金と設定が違うそうで、内地の人間からはガッポリ稼いでいるらしいですよ(笑)
驚くのは宮古島。宮古島バブルと言われるぐらいで、ことレンタカーなどは全く借りれない。
ホテルや飛行機よりもまずはレンタカー確保が最優先かも。
レンタカーも大手はまず借りれず、自動車修理工場が多角経営でやっているレンタカー屋さんが市価の倍以上の価格で提供してたりして。
改めてやっぱり来年は北海道に行こうって誓ったGW旅行記でした。
ところで旅行って私が勤めていた時代からだいぶビジネスモデルが変わりましたよね。
気が付いたら日本人は団体で旅行に行く文化は無くなりました。
私が営業していた時代は職場の慰安旅行や企業さんの招待旅行、老人会やかんぽの積立旅行、修学旅行などなど、修学旅行だけは唯一残っていますが、最近はバスの運転手の人手不足や2024年問題で修学旅行のバスが手配できないっていう昔では考えられない時代になりました。
かつては爆買いと言われた中国人の日本団体旅行、銀座に何台もバスが乗り付けて、下りてはブランドブティックに人が消えていく。出てくれば両手に一杯の買い物袋が。
えー今もいる!?それは空前の円安で爆買いする個人旅行の中国人でしょ!?
だからかつてとは違うんです!今や中国人だけでなく、アジア各地から日本に旅行に来る、そして欧米人もたくさん来られますね。
旅行は画一的な団体旅行から個人の趣味嗜好を叶える個人旅行へと変貌を遂げました。
かつて旅行と言えば地球の歩き方を買う、ガイドブック片手に街を散策する、そんな人今見ます!?今やスマホ片手にハッシュタグを検索して観光地を探す、美味しいものを探す、特に外国人のハッシュタグ検索には驚かされますね。
東名阪に飽き足らず、東北の人里離れたところに外国人が出没、日本人が知らないような地元の人も知らないようなところにまで足を運ぶなんて驚きです。
旅行に留まらず、時代の変化でありとあらゆるビジネスが生まれそして消えていく。
かつてHISが旅行業界に参入して、戦々恐々とした大手旅行代理店。
明らかにビジネスモデルが変化した時でしょう。
一説によるとビジネスモデル30年終焉説、または企業寿命30年説なんて言葉があります。
旅行業界も大きく変貌を遂げ、変貌を遂げられない会社は消えていく。
旅館も大箱は廃れて小箱へと変化、明らかにターゲットは団体から個人へ。
観光地の土産物屋さんもその風貌は団体旅行が隆盛のころとは確かに異なる。
食事処も何でもあるお店ではなく、地物を前面に押し出してむしろそれだけ食する。
私が在籍した生命保険業界も同じく30年周期で大きな変貌を遂げた業界の一つ。
業界人でないから書ける!?節税保険の終焉はまだ記憶に新しいところ、そう言えばこのビジネスも30年周期に該当します。
40万人いた外務員さんが今や20万人強になり、大きく変貌を遂げています。
かつては最後は生命保険募集人と言われるぐらい青天の報酬が狙えたのに、今や青天ならITでしょ!?ITで一山当ててFIREだ!と生保業界への就業の魅力は薄れている。
職域募集なる言葉はこの世から消え、外務員さんは新契約でなく保全で頑張る。
生保業界のHIS?保険を丸裸にした会社があるけれど、丸裸にした割には業績が芳しくないのはやはり生命保険はヒトなのか…。
最後に育てていただいたこの業界に敬意と感謝を込めて一言。
『It is the one that is the most adaptable to change." 生き残る種というのは、最も強いものでも、最も知性があるものでもなく、変化に対応できものである。』
使い古されたこの言葉が今日の〆には相応しいかなってことで、57歳の私は柔軟性が真骨頂、まだまだ変化を楽しんで決して老害とは言わせないぜ。
~つづく~