YELL~あなたへの応援歌~2025Track♪6 『なぜあなたは売れないのか!?Chapter⑧ ~知識を知恵に変えていますか?~』
お陰様でここのところ出張を重ねながら研修をたくさんお引き受けしています。
今日はそんな研修にまつわるエピソードや想いをツラツラと連ねたいと思います。
昨日たまたま新たな顧問先のご紹介を受けました。
知識の定着化を目指す教育ツールの販売支援をして欲しいというオーダー。
確かに現存のeラーニングなどは受講をしたかどうかの評価にとどまり、知識の定着まで図れていない、よいところに目を付けたなと思いました。
知識の定着に必要なこと、なんでしょう??
それはこのコラムでも実際の研修の場でも声にしている『アウトプット』が全て。
如何せん、多くの研修は一方通行で聞く一方が歴史的には多く、最近はワークショップなどを取り入れて気づきを促すようなスタイルも多く見受けられます。
一方通行は論外、気づきを促すだけでは寸足らず、もう一工夫欲しいところ。
極論、受講生が次は講師が出来るように仕上げることを目標にする、じゃないかな。
仮に会社が主催で行うならば学ぶ姿勢がない、欲求がない人は受講させなければいい。
誰にも均等に学びの場を提供する時代はもう終わったんじゃなかろうか。
受けたい人に手を挙げさせる、欲求の高い人こそ学びへの視座も高く効果があるんじゃなかろうか、と考えるわけです。
放棄をする人はそれまで、その要因は会社なのか従業員なのかはさておいて。
研修にはゴールセッテイングも大切。
この研修を受けてどうなるのか、どうなりたいのか、どうあって欲しいのか。
これは主催者側も、研修講師も、そして受講生にも必要かつ統一のものであって欲しい。
そんなメッセージが出されているのか、しっかりと受講後の姿が考えられているのか。
ちなみに今実施している研修は、終わったら私の代わりが務まること。
私の代わりが務まることで、お客様との信頼関係が生まれる、ポジション形成ができる。
商材如何ではちゃんとマネタイズが出来る、マネタイズできれば主催者も満足でしょ(笑)
だからこそ私の教える時間はほんのわずか、多くの時間は受講者のアウトプットに割く。
思ったほど話せない、そう感じる気づきが次の努力に向かわせる。
人前で話すその緊張感、失敗したときに感じる恥ずかしさ、それが成長への原動力。
余談ですが、この私、たくさん登壇する機会をいただいてきました。
2~3人の少人数から1000名に近い大人数まで。
多くの方々から杉山さんは話すのがうまいってお褒めの言葉をいただきます~感謝~
でも、失敗を経験したからこその今があるんです。
その失敗を経て築き上げた講師としての役割、それは決して上手に雄弁に話すことではなく、『なぜ私はここに呼ばれたのか、私の今日の役割は何なのか』これを肝に銘じてマイクを持つこと、そうすれば格好を付けようとも思わず、多少の躓きや間違えに狼狽えることもなく、その使命を全うできた時の安堵と充実感が次の登壇へのエネルギーを生み出す。
さて話を戻しますが、受講後のフォローの仕方も大切。
管理職、マネージャーがちゃんと受講生に向き合ってその進捗を見守る、一緒に知識を作り上げていくことが管理職、マネージャーの使命、責任ではないでしょうか。
面倒見ないなんて職場放棄も甚だしい、それじゃチームワークとは言えない。
ちなみに今実施している会社は受講生はもちろんのこと、支える役割のマネージャーもしっかり寄り添って研修を作り上げていますよ。
『知らないことを知る喜び』私の尊敬している方が話す言葉。
研修ってそもそもそうじゃなきゃいけないと思う。
受講生が知って感激するように主催者側もしっかりと練る必要がある。
それは目的目標の設定から、対象者選定、カリキュラムの内容、運営方法、そして受講生の求める姿まで。
また、受講生も知ることの意味を考えて受講する必要がある。
安直に研修に参加すれば叶うものではないはず、研修を受けたからって大枚払ったからって売れているセールスを今まであまり見たことがない(苦笑)
知識は使ってこそ知恵に変わる、私は常々そう口にしています。
『知識』は情報を知っていることを指すのに対し、『知恵』は知っているだけでなくそれを活かす能力、あなたは知識を知恵に変えていますか?知恵に変える努力をしていますか?
前述にあるように研修を受けて成果に変えていない多くの人たちにはこれが欠如している。
学んで使えてからこそ成果に変わる、成果に変わるからこそ面白い、その実感こそまた学ぼうという姿勢に変える、学びには底がない、だって世の中知らないことばかりだからだ。
研修とはそんな知らないことを知る喜びの場、そうであって欲しい。
私は研修を施す側、また時には受ける側にもなる。
だからこそ興味関心をもって時事にアンテナを張り、新しい学びの場を提供するとともに、受け手としていつも頭を真っ白にフラットな気持ちで学びの場で自身(自信)を育みたい。
~つづく~