YELL ~あなたへの応援歌~2026 Track♪9 『正解のない時代を生き抜く力①判断力 ~情報に流されず、本質を見極める~』

「で、結局どれが正しいの?」
最近、こんなことを思うこと、ありませんか?
テレビをつければ専門家がそれぞれ違うことを言っている。
ネットを開けば、これでもか!というくらい情報が出てくる。
SNSでは昨日まで「これが正解!」と言われていたものが、今日はもう否定されていたりする。
いったい何を信じればいいのやら(笑)。
仕事だって同じです。
売上を伸ばすべきか、利益を守るべきか。
人を採用すべきか、今いる社員を育てるべきか。
新しいことに挑戦するべきか、今あるものをもっと磨くべきか。
どっちも間違っていないんですよね。
だから難しい。
私たちは今、「正解がない」というより、「正解がひとつではない時代」を生きているのかもしれません。
そこで今回から、YELLの新しいシリーズを始めます。
題して、『正解のない時代を生き抜く12の力』
これからの時代に必要なのは、誰かが用意してくれた正解を覚えることではないと思うんです。
自分で考える。 自分で選ぶ。 そして、自分で一歩踏み出す。
そんな時代を生きていくために、私なりに「これは大事だな」と思う12の力を、これから一年間、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
その一つ目が、「判断力」です。
何かを決めようとするとき、「もう少し情報があれば決められるのに」
と思うことってありますよね。
だから調べる。検索する。 比較する。 口コミを見る。 YouTubeを見る。 詳しい人に聞く。 最近なら生成AIにも聞いてみる。
情報はどんどん集まります。
じゃあ、それだけ判断しやすくなったのか?
これが不思議なもので、調べれば調べるほど、分からなくなる(笑)。
例えば、食事に行く店を一軒決めるだけでもそうです。
「ここ、評価高いじゃん!」と思って口コミを見ていたら、
「料理は最高でした!」よし、ここにしよう。
ところが次を見ると、「接客が最悪でした」……ん?
じゃあ別の店。
「雰囲気も料理も最高!」いいじゃん。
と思ったら、「でも値段が高い」うーん……。
そして30分後、「もう、どこでもいいよ!」(笑)ありません?こういうこと。
昔は情報が少なかったから、「知らないこと」が問題でした。
今は逆です。
情報が多すぎるから、「何を信じて、何を選ぶか」が難しくなった。
便利になったはずなのに、決めるのはむしろ難しくなっている。
なんとも面白い時代です。
ここで、ひとつ大事なことがあります。
「情報を集める力」と「判断する力」は、同じではない。
情報は外から入ってきます。
でも、最後に判断するのは自分です。
例えば、転職を考えている人がいたとします。
A社は給料が高い。 B社は仕事が面白そう。 C社は家族との時間を大切にできそう。
さて、どこが正解でしょう?これ、答えはないですよね。
給料を大切にする人ならA社かもしれない。 やりがいならB社。 家族との時間ならC社。
つまり大事なのは、「どれが一番いい会社か?」ではなく、「自分は何を大切にしたいのか?」
なんです。
判断力というと、「正しい答えを見抜く力」みたいに思ってしまいます。
でも私は、ちょっと違うと思っています。
判断力とは、「自分なりの軸を持って選ぶ力」なんじゃないかなと。
もうひとつ。
情報に流されないために、私が大事だと思っていることがあります。
それは、「事実」と「意見」を分けること。
例えば、「この業界は、これから厳しくなる」
よく聞きそうな言葉ですよね。でも、これは事実でしょうか?実は「意見」です。
一方で、「この市場は前年より10%縮小した」
数字として確認できるなら、これは「事実」です。
でも面白いのはここから。
同じ「10%縮小」という事実を見ても、「もうこの市場はダメだ」と思う人もいれば、
「競合が撤退するなら、むしろチャンスじゃない?」と思う人もいる。
事実はひとつでも、そこから生まれる判断はひとつではない。
SNSでもニュースでも同じです。
私たちは知らず知らずのうちに、誰かの「意見」を「事実」だと思い込んでしまうことがあります。
特に、自分が信じたい情報ほど危ない。
だから強い情報に触れたときほど、「待てよ。これって事実?それとも、この人の意見?」
一回ここに戻ってみる。
これだけでも、情報との付き合い方はずいぶん変わると思います。
そして、もうひとつ伝えたいことがあります。
すべての判断を正解にしようとしなくていい。
経営でも仕事でも人生でも、「これが絶対に正解です」なんて、その場では分からないことのほうが多い。
私自身も、「あのとき、違うほうを選んでいたらどうなっていたかな?」と思うことはあります。
皆さんもきっとありますよね。
選ばなかった道の先を見ることはできません。
だったら大切なのは、「絶対に間違えないこと」ではなく、その時の自分なりに考えて、納得して選ぶこと。
そして私は、こっちのほうがもっと大事だと思っています。
選んだあとに、その判断を正解にしていく。
仕事でも人生でも、正解を「当てた人」がうまくいくとは限りません。
自分で決めたことに責任を持って、工夫して、修正して、最後には、「あの判断で良かった」
と言えるところまで持っていく。
それも立派な判断力じゃないでしょうか。
とはいえ、迷います(笑)。
なので、何かを判断するとき、こんな3つの問いを自分に投げかけてみてはいかがでしょう。
① それは「事実」なのか、「誰かの意見」なのか?
② 自分は何を一番大切にしたいのか?
③ 選んだあと、自分で正解にしていけるか?
100%の情報が揃うまで待っていたら、おそらくいつまで経っても決められません。
そもそも、100%なんて来ないですから(笑)。
必要な情報を集める。一度立ち止まって考える。そして最後は、自分の軸で決める。
それでいいんだと思います。
以前は、「前例通りにやる」 「成功した人を真似する」 「上司に聞く」
それで正解に近づけることも多かったと思います。
もちろん、今でも先人の経験から学ぶことは大切です。
でも、世の中の変化がこれだけ速くなると、昨日までの正解が明日も正解とは限りません。
だからこれからは、「何が正しいんだろう?」と答えを探し続ける人より、「自分はどう考える?」と問い続けられる人が強い。
そんな気がします。
これから情報は、もっと増えるでしょう。
聞けば何でも答えてくれる便利なものも、ますます増えていく。
でも最後に、「じゃあ、自分はどうする?」
これを決めるのは、やっぱり自分なんですよね。
判断力とは、迷わなくなる力ではありません。
迷っていい。
悩んでもいい。
それでも最後は、「よし、私はこっちに行く!」と一歩踏み出す。
そんな力なんだと思います。
正解のない時代。
だったら、正解を探して立ち止まっているより、自分で選んだ道を、自分で正解にしていけばいい。そんな生き方のほうが、私は好きです。
さて、皆さんは今日、何を判断しますか?
その答え、本当に「誰かの正解」ではなく、「あなたの答え」になっていますか?
次回は、正解のない時代を生き抜く2つ目の力、「決断力 ~ 正解を探すより、正解にしていく~」について考えてみたいと思います。
それではまた次回。
皆さんにYELLが届きますように♪
~つづく~


